講演会・イベント/グラムシを読む会

By staff on 2013/07/25 11:01
2013年6月22日(土)本郷交流館

テーマ:「知識人」・分業・国家-グラムシのいくつかの断片に即して
報告者:田近 武雄

1.はじめに
資本主義社会の帝国主義段階突入の前後以降、労働力再生産過程の資本への従属は、より深化していった。大量生産体制=フォードシステムの展開は、大衆消費社会への社会構造の転化を促し、その下での生産様式の「高度化」は<知識>の技術への接合的組込み=一体化の時代を現出させた。(これは、ポスト・フォーデイズムといわれる現代においてもその状況に変化はない。かえって接合の度合いはより大きくなっているといえよう。)

By staff on 2013/07/25 10:55
2013年3月23日(土)本郷交流館

テーマ:マルクス主義の危機(2)
報告者:小原 耕一

報 告
「マルクス主義の危機について」(続編)

前回は、主としてグラムシにとって「マルクス主義とは何であったのか」について大雑把に報告した。今回は、本題である「マルクス主義の危機」について、おもうところをかいつまんで述べてみたい。前回の報告とも重なるところがあるが、ご容赦ねがいたい。

By staff on 2013/04/23 16:43
2013年2月23日(土)本郷交流館

テーマ:マルクス主義の危機(1)
報告者:小原 耕一/伊藤 晃

【報告Ⅰ】
グラムシにとって「マルクス主義」とは何か
小原 耕一

獄中ノート期のグラムシは1932年以降、「史的唯物論」「マルクス主義」の用語表記を「実践の哲学」に変えました。この変更の理由については「検閲」に引っかかって獄中での執筆活動が禁止されるのを怖れたためだという説がありますが、これはまったくの俗説です。

【報告Ⅱ】
「マルクス主義の危機」とはどういうことか
伊藤 晃

マルクス主義の危機を考えるとは、19世紀後半以降20世紀を通じての資本主義の変化、そのヘゲモニーの発展にいかに対抗するか、人民の諸運動をいかに対抗させるか、という観点からマルクス主義の思想的展開を研究することであろう。このとき、四つの時期を区別する必要があると思う。

By staff on 2012/12/14 12:08
2012年10月28日(日)本郷交流館
テーマ:陳光興『脱帝国-方法としてのアジア』(丸川哲史訳、以文社、2011年刊)を読む
報告者:伊藤 晃

 〈報告要旨〉
  本書の著者は台湾の人。カルチュラル・スタディーズの流れのなかで活動している。
  本書は、米・中・日の諸「帝国」がヘゲモニーを争う現代の東アジアで台湾などの「小国」が自分の将来をどう選択するかを問う。これらの諸国はみなかつての植民地であって、現在も「脱植民地」の課題を抱えている。著者はネグリらの「帝国」論とは異なる立場から、「帝国」支配の世界構造から諸「帝国」自体の内的批判と呼応して脱出する(「脱帝国」)ことを主張するが、それは帝国的支配構造を支えてきた冷戦構造から脱出する(「脱冷戦」)ことが条件だと言う。
By staff on 2012/10/02 17:09
報告「新自由主義からの“脱却”の道を探る」
参考文献『マルクス主義と福祉国家』(大月書店)
2012年7月29日 聽濤 弘

一、新自由主義からどこに「脱却」するのか
いま新自由主義が日本をダメにしヨーロッパをダメにしていることは周知の通り。その批判・糾弾だけが求められているのではなく、そこから抜け出す「新しい国家像」、「新しい社会」構想が求められている時代。

By staff on 2012/07/10 15:27
「グラムシを読む会」の記録
2012年6月23日(土)本郷交流館
テーマ:グラムシと知的道徳的改革
20世紀の社会変革運動を全体として概観するならば、「政治革命」が当面の最優先の目標として追求され、「知的道徳的改革」の課題は事実上先送りされてきた。こうした歴史的脈絡から見るならば、グラムシの「知的道徳的改革」構想は、「革命」と「改革」のあいだに段階的な歴史区分を置かずに一体のものとして統一的にとらえようとした点で、きわめて異色でありユニークである。マルクス主義の系譜に属するか否かという既成のパラダイムから一歩抜け出しグラムシ思想の全体像を再吟味する必要はないか。このような視点からグラムシ「知的道徳的改革」構想の生成・発展過程について考えてみたい。時間があれば、グラムシ=ルカーチ関係、グラムシとジャコバン主義にもふれたい。
By staff on 2012/04/23 11:37
「グラムシを読む会」の記録
2011年10月29日(土)本郷交流館
テーマ:リグォーリ『グラムシ思想における社会運動ならびに党の役割と今日の時代』
(イタリア左翼の再考のための雑誌『クリティカ・マルクシスタ』2011年3ー4月号。リグォーリが編集長)
※リグォーリ『グラムシ思想における社会運動ならびに党の役割と今日の時代』については、全文が『未来都市No52』に掲載されています(小原耕一訳)。