講演会・イベント/グラムシを読む会

By staff on 2016/11/22 11:56
来年は、グラムシ没後80周年を迎えますが、この時にあたり、全国のグラムシに関心を寄せる方々に、熱い連帯の挨拶を送りたいと思います。
私共3名は、東京グラムシ会の運営委員会の末席にあって活動してきた者たちで、グラムシ没後80周年を来4月に迎えるにあたり、今春より様々に討論を行ってまいりました。
思えば、没後70周年の時は「記念シンポジウム」が行われ、2日間にわたり、全体討論、いくつかの分科会討論、さらには60周年以来10年間の物故者の顕彰まで含めた大フォーラムが開催され、その後のグラムシ研究推進の大きな力となりました。
以後の9年間は、70周年シンポの成果を理解し深める取り組みや『獄中ノート』翻訳を進めつつ、東京グラムシ会ホーム・ページの設営、「グラムシを読む会」や会報の発行を進めてきました。しかしグラムシの思想と理論をいっそう深め、その成果を現代世界に適用して、新たな変革プログラムに挑戦しえているのか、論議を残すところです。
2017年はロシア革命100周年の年でもあり、グラムシ思想の変革思想としての研究を深めることは、昨今の国際・国内情勢に対峙する糧を得ることからしても手を弛めることはできません。80周年を契機に、さらにグラムシ研究が発展し、継承されていくことを強く希望するものです。
今、グラムシ研究は、これまでの成果を引き継ぎながら、新たな方向を深めることが求められています。ロシア革命・第三インターの時代にイタリアで工場評議会を追求したグラムシの革命論の歴史的遺産の総括、その後の獄中での独創的な探求から進められた「ヘゲモニー論(強制と同意)」、「機動戦から陣地戦へ」の戦略論、「アメリカニズムとフォード主義」における資本主義の合理的な編成への注目、「従属的社会諸集団(サバルタン)概念」とカルチュラルスタディズ、市民社会論と「国家概念の刷新・拡張」、リソルジメント論と近現代史研究などを、現代の社会革命(現代世界の変革)にどう生かしていくかが問われています。
同時に近年、グラムシの「実践の哲学」と「歴史主義」の思想を深くとらえ直すためにも、『獄中ノート10・11』の読解・研究の深化が求められています。また、現代資本主義のグローバルな金融化と、これに対抗した「グローカルな市民社会」の時代に、いかなる立ち位置といかなる連携がありうるかを深く追究することも、緊急な課題として浮上しています。
こうした時代状況の中で、グラムシの理論と思想の歴史性と現代的可能性を深く探求することは、グラムシに関心をもつ者の責任でもあると考えます。80周年の事業と企画の準備については、東京グラムシ会が中心となることが事実上不可能になっている現状もあり、各方面の力を広く結集するうえで、早期の実行委員会結成をめざして、ご協力を呼びかけることといたしました。
みなさまのご協力とお知恵を借りて、名称・規模・講演や宣伝・財政に至るまで、実行委員会で検討していくことになります。なにとぞ力をお貸しください。
10月後半を準備期間とし、第1回実行委員会を10月29日に開催したいと考えています。29日の開催要綱は下記のとおりでございます。
よろしくお願い申し上げます。

2016年10月29日

グラムシ没後80周年記念フォーラム実行委員会

2016年11月22日
東京グラムシ会会員のみなさん
グラムシに関心をよせるみなさん

グラムシ没後80周年記念フォーラムにむけた
第2回実行委員会のお知らせ
(前略)
さる10月29日に実行委員会を発足させることができました。
来年4月23日を開催日とすること、一日集会とすること、記念講演・基調報告・特別報告・ペーパー発言等の形式、事務局長など実行委員会の体制の基本を決定しました。
いよいよ具体的な企画準備や予算計画を具体化していく段階となりました。
そこで下記のとおり、第2回実行委員会を開催いたします。
お忙しい時期ですが、ぜひお集まり下さい。

<ご報告>第1回実行委員会(10月23日)の確認事項
・2017年4月23日(日)開催、午前10時から午後5時まで。
・記念講演を田畑稔様に決定、「グラムシと現代世界変革の理論的思想的課題」(仮題)
・特別報告を小原耕一様に依頼、「観念論か唯物論か-グラムシとヘーゲル」(仮題)
・実行委員会事務局長に宮下武美(東京グラムシ会)を選出。
当面の事務局を6人確認。事務局を「いりす」に置く。
・実行委員長を第2回実行委員会で決定する。
【第2回実行委員会】
日 時:12月10日(土)PM1:30
場 所:文京区向丘地域活動センター3階多目的室
南北線「東大前」下車2分、TEL03(3813)6668
検討事項:実行委員長の選任、実行委員会・事務局を引き続き広く募集すること、企画内容(当日の文書発言など)の検討、財政計画、宣伝組織計画など。

★みなさまへのお願い
・実行委員をお引き受けください。・事務局としてご協力ください。
・報告・ペーパー発言を広く募集します(グラムシにちなんだ論題であればテーマは自由です)。
<連絡先>実行委員会・事務局長 宮下武美
携帯090-3100-9995  e-mail:miyashita-ag@pcu.itsudemo.net